日本には台風情報はありますが、台風警報はありません。台風に関係する危険な現象については、
大雨警報(土砂災害)、大雨警報(浸水害)、暴風警報、高潮警報などの警報があります。
土砂災害、浸水害、暴風などの危険な現象はハザードと呼ばれています。日本では、台風という気象現象に対して警報をだすのでなく、ハザードごとに発表しているわけです。これは合理的な考え方です。被害の直接の原因になるのは気象現象ではなくハザードだからです。
わたしたちは、自分が注意すべき警報を知っている必要があります。そのためには、自分に関係するハザードを正しく把握している必要があります。