天気予報の当たりはずれをめぐる裁判というのが、外国にはあるようです。予報には避けられない不確実性があります。

それに対して過失が問われることはありません。過失が問われるのは、明らかな怠慢、つまりできることをしなかった場合です。

原発事故も「想定外」の避けられない事故だったならば、管理者の過失を問うことはできません。この問題を扱った裁判はそう判断しています。事故を避けるためにできることがあったのなら人災です。国会事故調の報告はそう断定しています。

当事者が気づかないでいるだけで、できることがあったかもしれません。やればできるかもしれないことを、当事者が真剣に検討してみようとしなかったのかもしれません。過酷事故につながるような技術については、「想定外」を安易に語ることは許されません。

原発事故はともかく、自然災害被害の相当部分は人災です。それを避けるためにできることがあります。あなたが気づかないでいることがあります。アルドセイフティは、それを見つけるお手伝いをします。

東京新聞:1000基超えるタンク、凍土壁、膨大な人と金を投じた汚染水対策 福島第一原発は今