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気象庁をはじめ予報にかかわる官民学は、

予報とその伝達の改良に注力しています。でも、ニーズはどうなのでしょう? 予報の供給は社会が予報を活用する能力をはるかに超えている、つまり供給過剰だということが、何十年も前から言われています。

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海洋の温暖化は重大な意味をもっています。水は

空気に比べて熱容量が大きいので、海洋は過剰な熱をたっぷり蓄えています。海洋は、わたしたちが地球に対してしてきたことを、しっかりと記憶しているわけです。ツケは大きいのです。

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緊急時の行動を決める思考回路は、

カーネマンのいう「ファースト」です。ところがこれはまた、誤りや偏見の元。この思考回路を用いながら誤りや正常化のバイアスなどを防ぐひとつの方法、それが伝承です。「テンデンコ」はよく知られています。

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カーネマン(2002年ノーベル経済学賞)は

「ファーストな」思考(機械的な反応)と「スローな」思考(熟考)を区別しています。緊急時に、熟考の末、行動を決める。そんなことは、まず、できっこありません。「ファースト」でいくよりないのです。

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防災情報はパブリックな情報です。

プライベートな情報ではありません。たとえば、要配慮者利用施設の利用者避難の最適タイミングはレベル4の情報が発表されたときとは限りません。これは施設によって違います。避難すべきでない場合もあります。

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危機対応は、頭のいいひとが間違いなくやってほしい。

そんなふうに考えていませんか? これは危ない考えかもしれません。頭のいいひとはそうそういないし、だれにでも間違いは起こるからです。だれがやっても間違いのない仕組みが必要です。この考え方は「フールプルーフ」と呼ばれています […]

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イギリス気象局の最新鋭数値予報システムに1.5兆円の予算(10年計画)が

つきました。この発表があった2月、イギリスでは洪水がおきています。「これが実現できれば洪水が防げる」。でもどうやって? それが説明責任です。

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米ミシガン州で大雨による洪水で、

2つのダムが決壊しました。日本では2018年に愛媛県の野村ダムが決壊を回避するために緊急放流しています。下流で犠牲者が出ています。

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ウイルスとの闘いも、気候危機との闘いも、一人では

できないことと、一人一人にしかできないことがあります。

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