水害の季節です。気象庁ホームページに「キキクル」という防災情報があります。「洪水害」を選択してズームしていくと
葉脈のようなものが現れます。河川網です。テレビでもご覧になったことがあると思います。 川の危険度は水位が目安です。水位は水位計で測ります。水位データは「川の防災情報」というサイトで見ることができますが、手間がかかります。 […]
気象庁は沖縄本島地方に、「顕著な大雨に関する沖縄地方気象情報第1号」を発表しました。線状降水帯に相当する
一定の条件に合致する大雨が検出された場合に出ます。最初の運用事例です。 線状降水帯の予測はまだまだですが、こういう情報が発表されたときに、自分が何をできるか、考えていく必要があります。ただ、有用な防災情報はいっぱいありま […]
雨量は「アメダス」など雨量計で観測されています。局地的な雨が重大な災害につながることがある日本では、
雨量計は相当密に配置されています。それでも雨量計だけでは局地的な雨を捕捉できないことがあります。 天気図には等圧線が描かれていますが、これは地上気圧の面的推定に基づいています。空間的にまばらな観測値をもとにしてデータを面 […]
極域の火災は特異です。森林火災もありますが、森や草地がなくても「土壌」そのものが、
燃えるようです。ピートなどが堆積しているからです。 冬でもくすぶり続けて消えないので「ゾンビ火災」と呼ばれています。温暖化による土壌温度の上昇と乾燥で起こりやすくなっているわけですが、これがまた二酸化炭素やメタンを放出し […]
梅雨の前半はしとしと降る雨が特徴で、「梅雨寒(つゆざむ)」もあります。後半にはしばしば集中豪雨があります。前半と後半を分ける大事な指標は、
水蒸気の量です。水蒸気の量で見ると、今年の場合、いきなり「後半」で集中豪雨です。 気象衛星(水蒸気) - 日本気象協会 tenki.jp
気象情報は公共財です。お金を出して情報を手に入れられるひとしか台風情報を知らないというのでは困りますよね!
台風情報に限らず、気象情報も気象データも、日本や米国では、基本的に公共財です。 気象情報が公共財であることが危機に瀕したときがありました。20年前、なんでも市場原理にまかせるのが効率的だという考え方が席捲した時代をご存じ […]
昨年の7月豪雨で「線状降水帯」という言葉が話題になりました。現象は目新しいものではなく、たとえば、
2003年に大きな被害があった「水俣豪雨」もそれによるものでした。話題になったのは、この言葉が普及したせいかもしれません。 「被害が減らないのは線状降水帯の予測ができないからだ!」メディアの話はそういうふうになりかねませ […]
『気象庁が今夏から「線状降水帯を予測」』、と新聞が報じています。これによって、避難の時間がかせげるのだ、とも。
しかし、今夏に間に合うのは、東シナ海の観測を強化することです。観測の強化によって、降水量予測が改善する見込みだという話です。当の気象庁は、『線状降水帯の予測ができるようになった』、などとは言っていません。 もうひとつ、報 […]
「地球の気温が1℃上がると台風やハリケーンによる雨の量は7%増える」。
最新の研究で明らかになっています。2019年の台風19号や2017年に米国を襲ったハリケーン・ハービーなど、納得できる話です。 地球温暖化で台風が大型化するとか個数が増えるとか、いろんなことが言われています。しかし、これ […]
アルベドという言葉があります。元々、金属が「白くなること」を意味する錬金術の言葉らしいですが、今では気象学の用語として、日射を反射する割合、「白さ」を意味しています。
夏の北極海の氷はアルベドが1に近く、氷や波のない海は0に近い、ということです。日射を含めた地球のエネルギー収支はバランスしていますので、北極海の海氷面積が小さくなるとこのバランスが崩れて、地球がエネルギーをため込むことに […]


